2020/10/03 10:00
こんにちは!富山県の利賀村の正義です!
コラムなんてはじめてです★よろしくお願いします!!
「豊かさ」って?
いつも考えるこの言葉。
答えなんてもちろん私も分かりません。人それぞれですもんね。
でも私は今「豊か」な生活をしているのかもしれないな。と思うんです。
かつて「限界集落」といわれた富山県の小さな村。利賀村(南砺市利賀村)に生を受け34年。病院まで車で40分かかり、近くにスーパーもない。高校がないため皆、中学校卒業後に利賀村を離れていく。
「便利さ」なんてものはない。自然と、人生の大先輩方(高齢者とはいいたくない)に囲まれている。
このような環境で幼い頃を過ごした。
さらに曾祖母・祖父・祖母と暮らしていた為、同世代とは異質の環境だったかもしれない。
雪かき、畑、田んぼ、山菜取りを手伝うのは当たり前。鉛筆削りは小刀で。風邪を引いたら神棚に祀ってある「神様の水」を飲む。火傷をしたらマムシの皮を患部に貼る。そんな生活が私の基礎である。(まだまだあります)
そのことはコンプレックスでしかなかった。20歳の出来事までは。
学生時代。
利賀村での生活を友人に話すと「うらやましい!」と衝撃の言葉を発した。
実家にも連れて行って朝早くから雪かきをしたり、水が止まったので、かんじき(雪の上を歩く道具)を履いて、山へ行ったりした。帰ると薪ストーブの上で祖母が作ってくれた甘酒を飲んだ。私にとっては当たり前。しかし友人皆が大喜び。
それからも皆が喜んでくれたので何人もの友人を連れてくるようになった。
そして思った。
少し昔に戻ればいいんだ。。。
今は幼い頃の生活に近づけるように日々を過ごしている。
畑で近所の友人(近所のおばあちゃん)が声をかけてくれる。
ふっと空を見上げる。
青い空とそこを泳ぐ一羽のとんび。
山の木々が風に揺れ、川の流れる声が心地よい。
初夏の香りが身体を通り抜ける。
これが私の「豊かさ」なんです。きっと。。
宮本正義
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名前:宮本正義
地域:富山県南砺市利賀村(旧 東砺波郡利賀村)
1986年生まれ
保育士として障がい児療育に携わる。その後消防職員約8年間勤め、退職。
利賀村の生活に専念したいという希望を胸に、畑作、稲作をはじめた。まだまだ道半ば。妻と3人の子ども達との5人暮らし。
結婚したときは利賀村の最後の世代なんて話もしていましたが、今では移住・Uターンの世帯、子どもが増えて賑やかになってきました。
やっぱり田舎には多くの方が求める何かがあるんです。
自然の厳しさと優しさに揉まれながらの生活もいいですよ★
気になった方!是非遊びにいらしてくださいね。
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詳細発表まで楽しみにお待ちください♪
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