2020/09/06 10:00
GOKIGENNipponの表現活動が本格的に始動したのは昨年のこと。
「団体のテーマダンスを作ろう」
そう、代表のだいしろー(北原太志郎)に声をかけてもらってテーマダンス制作チームに参加したものの、
スタッフ全員振付や作曲のノウハウも発表する場も無い所からのスタート。
そこで、まずはテーマダンスで表現したい事を出し合いました。
見えてきたのは3つの譲れない想い。
①団体の理念を伝えたい
②日本人の本質を魅せたい
③人間の本質を輝かせたい
この土台から、「笛や太鼓の音」「腰を低くした力強い動き」等具体的なイメージを言葉にし、振付師である吉田快さんに託しました。
そうして生まれたのが「百年踊り」。
祈る背中のような静
力強さと群舞力の宿る動
祭のような躍動感あるクライマックス
百年先へ受け継いでいきたい、日本人の美しさ、たくましさ、人の輝きを
5分という短い時間にぎゅっと濃縮した作品となりました。
この百年踊りを
千葉県大山千枚田の「棚田夜祭」、長野県松川町のだいしろーの生家で開催される「市場祭り」、そして団体主催の「GOKIGEN祭り」。
3つの祭舞台で披露すべく半年間のプログラムが始まりました。
集まったのは20人程の踊り手。
プログラムには踊りの練習だけでなく、座禅やワークの時間もあり、
踊り手は、プログラムや百年踊りを通じて、生まれた土地、生きてきた環境、体験、
つまり自分そのものと向き合い、各々の想いと練習を重ね、本番に臨んだのです。
作品が生まれ持った意味と、踊り手の熱が合わさった時、
百年踊りは力強いメッセージを持った作品と成りました。
それは、百年踊りのリハーサルを見ていた私の舞仲間の涙からも受け取れたし、
GOKIGEN祭りのオープンニングを飾った後の会場の沸き立つ空気からも感じられました。
日本人のあり方や、自然の尊さを、旅を通じて肌で感じ
それをカタチにして伝えていきたい。
そんなGOKIGEN Nipponに欠かせない「百年踊り」。
長々文字にしてみたものの、やっぱり体感して頂くのが一番。
この記事を読んでくださっているあなたにも踊って欲しいです。
梅田有希
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名前:梅田有希
所縁のある地域:東京都、沖縄県那覇市
沖縄生まれの東京育ち。
1歳でカチャーシーを激しく踊る(父談)等踊る事が大好き。
高校卒業後、地球一周の船旅を経験。
帰国後、NPO団体ACOMMONBEAT主催のミュージカルに参加。
その後、指圧専門学校を卒業し、ヨガ講師として活動。
30歳の時に観音舞に出逢い、日本人の持つ本質的な美しさに衝撃を受け、柳元美香氏に師事。日本全国を舞台・舞奉納で回る。
現在は、老舗製薬会社に勤務しながら、舞のワークショップを開催したり、旅に出ては、各地の伝統芸能に触れたり、大自然の中稽古をしたり、自分の舞道を探求中。
https://ameblo.jp/umedayuki-mai/
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