GOKIGEN Life

2020/07/07 12:00

長いこと暮らした東京という大都会。 たくさんの色や香りや味、音に囲まれ、「世界の東京」を身近に感じた。 ただ、東京に「世界」はあったが、「日本」を感じることは少なかった。 日本 ― それは特別な時間、特別な場所に行かないと触れることができないものであった。 一方、たまに帰省した生まれ故郷の信州伊那谷。 地域ならではの色や香りや味、音に囲まれ、「日本」が当たり前のようにそこここに転がっていた。 そして、ふつふつとよみがえった自分が「日本人」であるという感覚。 はて、日本の中心であるはずの東京で感じにくく、故郷で感じる「日本」とは一体何か。 グローバル化、経済成長、効率化、画一化・・・ 疑うことなく突き進んできた時代の流れの中で、捨て去って来たもの、置き去りにして来たものたち。 そうしたものの中にこそ日本人が大切にしてきたもの、これからも大切にし続けたいものがあるのではないか。 都会からは消えつつあり、地域に力強く息づいているものたち。 ふと、立ち止まりたくなった。 「日本」とは何か。 「日本人」とは何か。 地域に根付く「日本」、そこに生きる「日本人」に会いに、日本各地に出かけたい。 「日本」を知ることは、きっと「世界」を知ることにつながる。 「日本人」に出会うことは、きっと「日本人」である自分に出会うことにつながる。 「日本人」として立ち、この「世界」に生きていく。 GOKIGEN Nipponの旅が、今始まる。 GOKIGEN Nippon 代表 北原 太志郎


-----------------------------------


名前:北原太志郎(だいしろー)
所縁のある地域:長野県松川町

GOKIGEN Nippon代表
1980年 長野県松川町生まれ。
北海道大学文学部卒業後、日本赤十字社に就職し、資金調達事業や青少年育成事業に携わる。
地域活性のコンサル会社に転職し、東京の品川宿のまちづくり事業を担当する。
30歳で東京生活に区切りを付けて生まれ故郷にUターン。飯田市観光課職員として、リニアでつながる飯田と品川の交流プロジェクトを立ち上げる。
7年間の市役所勤務後に独立。GOKIGEN Nipponの構想実現に向けて奮闘しつつ、地元松川町の観光地域づくり会社で滞在交流型プログラムの企画造成にも携わっている。
人生のモットーは、「日本人として生き、日本のこころを未来へ届ける」。
-----------------------------------